【四十肩・五十肩のお悩みにはマッサージ!】
〜四十肩・五十肩になる原因も解説!〜
みなさん、こんにちは。
今回は四十肩や五十肩とはどういった病気なのかという話をしたいと思います。
最近、肩の調子が悪いかもと気になった方は、是非この文章を読んでみてくださいね。
肩こりの主な原因は筋肉の疲労や血行不良です。
これに対し、四十肩と五十肩の主な原因は、加齢による肩関節の炎症です。
四十肩や五十肩は、肩の関節にある腱板という組織が炎症を引き起こし、関節包に広がることで起こります。
この現象は老化に伴い、筋肉や腱の柔軟性が失われスムーズに動かなくなるため起こるといわれています。
ですが、実際のところ四十肩と五十肩の原因は、はっきりしていません。
四十肩や五十肩の特徴として、肩を上げたり水平に保つのが難しくなります。
たとえば洗濯物が干しづらくなったり、肩よりも上のものが取りづらくなったり、背中のファスナーが開けられなくなるなどの症状が現れます。
肩を動かした時に痛みが出たり、腕を後方に回せなくなったり、なかなか肩があげられなくなったりするなどの症状がある場合は、ひどくなる前に体を温めたり、ストレッチなどの軽い運動をしましょう。
四十肩や五十肩は、その症状・期間によって3つの段階に分けることができます。
まず、夜も寝られないほどつらい最も痛い時期を、急性期と呼びます。
次に、それほど痛くはないけれど肩がなかなか上がらない時期を慢性期と呼びます。
最後に、それほど肩が痛くなくだんだん肩を上げることができるようになってくる時期を回復期と呼びます。
四十肩や五十肩はたしかに自然と治ることが多いのですが、治療までに数年かかることもあります。
筆者も五十肩を経験したことがあるのですが、急性期は本当に痛くて、明らかに肩こりとは違うものすごい痛みが襲ってきました!
黙っていても痛くて肩を取り外せたら外したいと思ったくらいです。
慢性期はふとしたところで、嘘のように痛みが消え、回復期は肩の痛みがまったくなくなってホッとした記憶があります。
治療の原則は病態、つまり病気の治療の状態を次の段階に進めることです。
すなわちまず肩の痛みを抑えたあとに、肩が動かせる範囲を広げるというメリハリを持たせることです。
先ほどご紹介した急性期では痛みを軽減させるため、また肩周りの筋肉硬化を防ぐため、首から肩、肘にかけて血流循環を改善するための鍼治療を行います。
夜間の痛みがひどい時には、中枢神経を鎮静させるため、ツボに対して鍼治療を行います。
慢性期では急性期に比べ、肩の痛みは軽減されています。
一方で、この時期は肩周囲の組織が硬くなり、肩の動かしにくさに悩まされる時期でもあります。
慢性期は長く、人によっては半年から1年程度続きます。
この時期は肩周りの筋肉の硬化を改善し、柔軟性を取り戻すための鍼治療がメインになります。
回復期になると後遺症予防のため、刺激量を調整しながら肩関節の周りに鍼治療やマッサージなど、手で施術をする手技治療を行います。
ただし慢性期の症状は、鍼治療があまり効かないことがあったり、同じような症状であるからといって同じ鍼治療をした結果、全く効果が見られない人もいるのが現状です。
そこで当院は患部を温める「温灸療法」や、一人一人に適した「鍼療法」等を用いて症状を少しでも改善できるお手伝いをしています!
いかがだったでしょうか?
それではここまでの内容をまとめます。
・四十肩・五十肩は、肩関節周囲炎といい肩こりとは別のものであること。
・四十肩や五十肩は、肩の関節にある腱板という組織が炎症を引き起こし関節包に広がる事で起こること。
・四十肩や五十肩の主な原因は、老化に伴い筋肉や腱の柔軟性が失われ、スムーズに動かなくなること。
・四十肩・五十肩は症状に応じて、急性期、慢性期、回復期の三段階に分けられること。
・鍼治療や手技治療、温灸療法やアイスマッサージなど、四十肩や五十肩の治療には様々な方法があること。
以上がご理解いただけたと思います。
当院では色々なアプローチ方法を用いて、四十肩・五十肩だけではなく様々な機能の改善・向上を目指し、努力していきます。
そもそも鍼灸とはどんなものなのか、詳しくは「鍼灸の歴史」というページでも解説しておりますので、ぜひご覧ください。
また当院は長きにわたり高齢者ケア専門の部署を設け、高齢者に特化した治療活動をしてきました。
高齢者の身体は一般成人の思った以上にデリケートで体調を崩しやすいため、症状改善の施術は一般成人の方とは異なり、高齢者向けの専門技術が必要だと考えています。
札幌・小樽・江別にある当鍼灸院では、在宅診療を行っております。
ここまで読んでみて鍼灸に興味を持たれた方は、ぜひ一度お越しください。
詳しくはこちらをご覧ください。
それではここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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