【脳梗塞には鍼治療が効く3つの理由】
〜どうして鍼は脳梗塞に効果的なのか?〜
1 まえがき
みなさんこんにちは。
今回の記事では脳梗塞の後遺症と鍼治療についてまとめました。
特に脳梗塞の後遺症に苦しんでいる方にとって、この記事は必見です。
脳梗塞と鍼治療の関係性について深く知ることができるかと思います。
今回は下記の順番で解説を加えていきます。
・脳梗塞の身近さと後遺症が起こる確率
・脳梗塞の後遺症の種類について
・脳梗塞の後遺症が鍼治療で解決できる理由
2 脳梗塞の身近さと後遺症
脳梗塞の患者数は、2017年に行われた調査によると、日本で111万人と推計されています。
患者数は日本人口の約1%以上と、現代人にとって脳梗塞は切っても切り離せないほど身近な病気といえます。
また、脳梗塞は後遺症を引き起こす確率が非常に高い病気としても知られています。
当然ながら、脳梗塞になってしまった方が必ず後遺症を引き起こすとは限りません。
しかし、脳梗塞がなんらかの後遺症を引き起こすリスクは非常に高いです。
2009年に行われた医療機関の調査によると、一度脳梗塞になりほぼ完治する方は約20%しかいらっしゃいません。
73%の方はなんらかの後遺症が残り、7%の方は命を落としてしまいます。
このように、ひとたび脳梗塞になってしまうと、ほぼ確実にその後遺症と向き合わなければならないという厳しい現実があります。
3 脳梗塞の後遺症の種類
では、脳梗塞の後遺症にはどのようなものがあるのでしょうか。
ここでは脳梗塞の後遺症を、部位別に確認していきます。
① 前大脳動脈
前大脳動脈の後遺症は、意識があるのにぼーっとした状態や、下半身のまひが起きることがあります。
② 中大脳動脈
③ 後大脳動脈
④ 椎骨動脈
このように、脳梗塞による後遺症は、脳梗塞が起きた部位によって異なります。
ただし、脳梗塞の後遺症が大きく異なっているとしても、先に述べたように後遺症はどれも重いものばかりです。
これらの重い後遺症を放置することはなかなかできないでしょうが、もし放置すれば再発時には重大な危険性を抱えることになります。
4 脳梗塞の後遺症を鍼治療で解決できる理由
脳梗塞発症後に後遺症を抱えたときは、ぜひ鍼治療をおすすめします。
鍼治療をおすすめする理由としては、大きく分けて3つがあげられます。
① 血行の促進
一般的に、鍼治療を体のある部位に施すと、その部位の筋肉はゆるみ、こりが刺激されます。
こうすることで血行が促進され、血流が良くなります。
血流が良くなることで、体の痛みや違和感・まひなどを和らげることができるのです。
② 痛みを正しく体へ伝える
痛みを感じ取って各部位に痛みを伝えるのは、実は脳の働きのひとつなのです。
脳は重要もしくは緊急度が強い痛みを優先的に体の各部位へ伝えます。
しかし、体が疲れていたりストレスを感じていると、脳にいろいろな問題が生じます。
具体的には、痛みではないものを痛みと感じ、誤って体の各部位へ伝えてしまいます。
言うまでもありませんが、脳梗塞は脳によって起こる病気です。
このように、体が疲れていたりストレスを感じていると、脳が体の各部位へ誤った情報を伝えてしまう可能性は極めて高く、体の各部位へ正しく痛みを伝えることができるようにすることも、鍼治療の役目です。
脳を鍼治療によって正常化させることは、脳梗塞の再発防止にも大きく関わります。
③ 薬物療法の副作用への対処
5 まとめ・あとがき
いかがでしょうか。
それでは、ここまでの記事の内容をまとめます。
まとめ
- 脳梗塞になると、約73%の方が後遺症を発症してしまいます。
- 脳梗塞の後遺症は、脳梗塞を発症した脳の部位によってそれぞれ異なりますが、いずれにせよ深刻な後遺症が発生する危険性があります。
- 脳梗塞の後遺症に対処できる鍼治療の効果として、血行の促進による体の痛みやまひの緩和や、脳の痛みを伝える機能を正常化させること、そして薬物療法による副作用を和らげることがあげられます。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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