エタノール等をコットンやティッシュに付け患部を拭きます。
白い紙テープの部分を持ち剥がします。
ピンセットを使うと便利です。
※貼り終えた後、チクチクしたり違和感がなければしっかり貼れています。
※針が皮膚に対して垂直に刺さっていない場合はチクチクした感(衣類の繊維が毛に引っかかってチクチクする感覚に近い)になりますので、その場合は鍼が斜め方向や水平に曲がってしまっている事が予想されるため、剥がしてください。
※円皮鍼は非常に細く小さいため失敗してしまった際は、もったいないですが、元に戻すことは出来ないため廃棄しましょう。
円皮鍼は通常の鍼治療とは違い、一定期間であれば刺したままの状態でツボや筋肉を刺激し続けられる事が最大のメリットです。
どのくらいの期間貼り続けてよいのかといえば、約1週間をめどに、剝がすまたは貼り換えるのが良いでしょう。
あるいはベタベタしてきたなどの衛生面的な問題が発生した場合も外すタイミングといえます。
先ほど説明した通り、一定期間貼れるものですので、そのままお風呂に入っても問題はないです。
ただ身体を洗う際は円皮鍼の貼ってある部分を強く擦ると外れやすくなるため、こすり洗いは避けましょう。
入浴後のタオルで身体を拭く際も、ゴシゴシと擦るのではなくタオルで押さえる様に水分を拭きとって頂ければ取れにくくなります。
ほぼその様なことはなく、安心してお使いいただけると思いますが、どうしても心配であれば外す時に一つ一つ鍼がシールに付いているか確認して頂くと安心すると思います。
鍼灸院で受ける通常の鍼治療と円皮鍼はどちらが効果が高いかといえば、
ずばり!答えるとやはり鍼灸院で受ける鍼治療の方が高いと考えられます。
通常の鍼治療は通院中の治療時のみ鍼を刺し、その場で抜くため長時間の刺激は与えられませんが、痛みの状態に応じて深さの調節や刺激の強弱等を調整できる点においても優位ではないでしょうか?
鍼治療は血流の流れを改善したり、脳の働きを高め免疫力の効果が期待できます。
また灸の効果としては自律神経の正常化や、抗アレルギー作用、血液循環の改善によってむくみ等が解消されるといった点が挙げられます。
またお腹周りでは天枢(てんすう)、中脘(ちゅうかん)が胃の働きを助けるほか、関元(かんげん)は婦人科疾患にお勧めのツボです。
腰回りでは全身の不調に良いとされる万能なツボである腎愈 (じんゆ)、お通じによく効く大腸愈 (だいちょうゆ)、腰の痛みには志室 (ししつ)を。
足では、血海(けっかい)、陽陵泉(ようりょうせん)、委中(いちゅう)などが、足の痛みやむくみなどによく効きます。