【鍼灸・マッサージで改善できる4つの理由】
〜花粉症対策を詳細解説!〜
みなさん、こんにちは。
今回はこの時期多い花粉症の話と、鍼灸・マッサージがどのような役割を担っているかのお話です。
自分で出来る対策もありますので、まずは一度読んでみてくださいね。
いわゆる花粉症とは、スギやヒノキなどの植物の花粉が原因となって、くしゃみ・鼻水などのアレルギー症状を起こす病気のことです。
季節性アレルギー性鼻炎とも呼ばれています。
またこれに対して通年性アレルギー性鼻炎と呼ばれるものもあります。
ダニやハウスダスト、カビ、ペットの毛などにより、症状がずっと続くのが特徴的です。
通年性アレルギー鼻炎とは違い、季節性アレルギー鼻炎はその名の通り、原因となる花粉の飛ぶ季節にだけ症状があり、主なアレルゲンはスギ・ヒノキ・カモガヤ・オオアワガエリ・ブタクサ・シラカンバなどの植物だと報告されています。
特にスギの花粉症は日本人に非常に多く見られます。
しかし北海道で多く見られるのはシラカバ(シラカンバ)の花粉症です。
ちなみに、スギの花粉症は本州でよく見られますが、北海道ではあまりみられません。
北海道には、古くから山々に木々が生い茂っていたため、スギをはじめとした木を植林する必要性がありませんでした。
北海道は本州に比べスギの木が育ちづらい寒冷地ということもあり、開庁10周年記念に月形町で植林された120本のスギを除き、スギによる花粉の心配があまりないのです。
さて、シラカバ(シラカンバ)はカバノキ科に属する落葉高木の一種で、白樺と漢字で表記されます。
冷涼な気候を好む樹木で、国内では北海道に多く自生しています。
春先、特に4月から6月上旬にかけて独特の花を咲かせます。
シラカバの花は長い緑色の尾状の構造をしていて、後に黄色に変化します。
そして、雄しべから花粉を大量に放出します。
シラカバの花粉は風に運ばれ、数十キロメートル先にある居住地まで飛散することが知られています。
症状としては鼻の三大症状(くしゃみ、鼻水、鼻づまり)だけでなく、目の症状(かゆみ、涙、充血など)を伴う場合が多く、その他にのど・皮膚のかゆみ、下痢、熱っぽさなどの症状が現れることがあります。
さらに、シラカバ・ハンノキ・イネ科などの花粉症の人が、特定の果物や野菜を食べると口の中がかゆくなったり腫れたりする口腔アレルギー症候群という症状もあります。
ここで注目したいのが東洋医学の鍼灸治療です。
鍼灸は、花粉症のくしゃみ・鼻水・鼻づまり・目の異常など不快な症状の緩和に優れた効果を発揮します。
それだけではなく、治療を継続的に行うことにより、身体に元来備わっている自然治癒力を強化し、副腎ホルモンの働きを高め、アレルギー体質を根本的に改善していくことができます。
鍼治療が効く理由は、反射という現象によるものです。
人間の体には反射というものがあります。
反射は、体性-内臓反射と内臓-体性反射に分けることができます。
皮膚に刺激を加えたことで、その刺激が自律神経を介して患部の痛みが和らいだり、無くなったりすることです。
鍼治療やマッサージが典型的な例です。
Aの体性-内臓反射に対し、内臓-体性反射とは患部の痛みによって皮膚や他の部位が炎症などの反応を起こすことです。
例えば肩こりによって心筋梗塞が起きたリ、便秘の悪化によってにきびが出たりすることです。
鍼治療は、体性-内臓反射によって体をコントロールすることで、内臓-体性反射の反応を抑制し、結果として体調を調節することができます。
また花粉症の症状には、首や肩、背中のマッサージが効果的だと言われています。
突然ですが、鍼灸用語に経穴と経路という言葉があります。
経穴とはいわゆるツボのことです。
これに対し、経路とはツボからツボまでの間の部位のことです。
経穴、すなわちツボを鍼治療によって刺激すると、経路へ適度な刺激が伝わります。
免疫とは細菌やウイルスなどの侵入を防いだり、排除しようとする身体の働きのことで、免疫力は病気から身体を守る抵抗力といえます。
マッサージをすることによって血行が良くなり、免疫力が高まります。
身体がリラックスしている時は副交感神経が優位になり、血管が拡張します。
血管の拡張により、血液がスムーズに流れやすい状態になって自律神経のバランスが整い、心身の健康を保つことができます。
いかがだったでしょうか?
それでは、ここまでの記事の内容をまとめます。
まとめ
お問い合わせ
この記事をシェア