みなさんこんにちは。
突然ですが、最近スポーツはしていらっしゃいますか?
今回のブログでは中高年に人気のゴルフの際に気を付けたいゴルフ障害、そして鍼灸・マッサージでゴルフ障害がどう治療できるのかというお話をしたいと思います。
最近は趣味でゴルフを楽しむのが中高年の間で人気です。
ところがせっかくゴルフを楽しんでいるのに、こんなご経験はありませんか?
・ゴルフを始めると肘が痛くなる
・最近パフォーマンスが落ちてきた
・痛みが邪魔してゴルフのスイングができない
これらは総称して「ゴルフ障害」と呼ばれるものです。
ゴルフ障害は、ゴルフを始める前のウォーミングアップやクールダウンが不足しているのにもかかわらず、楽しさのあまり過剰にゴルフをし過ぎてしまうことが発症の要因といわれています。
ゴルフ障害の中でも最も多い症状は、ゴルフ肘と呼ばれるものです。
スイングの時に、グラブをつかんで手首を反らすため、主な動作筋である手根伸筋を酷使しやすくなります。
ゴルフ肘とは、この筋肉の付着部である肘の内側にある上腕骨内側上顆と呼ばれる部分に何度も負荷がかかり、炎症が起こることが原因です。
さらに加齢により腱の柔軟性が低下することによって、ゴルフ障害になりやすくなることが分かっています。
ちなみに似たような痛みにはテニス肘というものもありますが、こちらは上腕骨外側上顆という部分に炎症が起こることが原因になります。
図は日本大学学生課 Sports ZEROより抜粋
ゴルフに限らず、スポーツで怪我をしやすい原因のほとんどは、悪い姿勢や身体の歪みによって起こります。
実は身体のバランスを整えることが怪我をしにくい身体を作る為に必要不可欠なのです。
まずは身体に異変を感じたら、早めに治療を開始することが大切になります。
ゴルフ障害の治療法は、大きく分けると3つの経過段階があり、それぞれ治療法が異なります。
ゴルフ障害になった急性期において、最初に行われるもっとも重要なことは、局所の安静です。
テーピングや肘用ベルトなどを使用し、手首・肘の安静を保ちます。
ゴルフをはじめとしたスポーツの中止はもちろん、日常生活においても、患部を冷やすアイシングを行うなど、できるだけ安静に努めます。
症状がある程度落ち着いてきた慢性期には、湿布の外用や内服などによる薬物療法を行います。
薬物療法でも痛みが強い場合には、ステロイド注射を行うこともあります。
症状がほとんど落ち着く回復期になると、温熱療法・電気刺激療法・光線療法といった物理療法、筋肉・腱のストレッチなどの運動療法を開始していきます。
これらの療法で十分な効果が得られない場合には、手術が必要になります。
手術には、患部の除去・修復、周囲の骨を切除するものなどがあります。
ゴルフ障害には、さまざまな部位へのツボ押しが有効です。
次に紹介する場所が、ゴルフ障害によく効くツボとしてあげられます。
曲池は肩こり・上半身のだるさや頭痛にも使われる万能のツボです。
曲沢は、肘の痛みだけでなく、動悸や息切れにも効果的なツボです。
マッサージは患部の痛みを軽減するために行います。
身体全体のバランスを見ながら痛みの原因を追求し、根本的な施術を目指すのが目的です。
安静にした上で、上記のツボを刺激することによって、筋肉の改善を行います。
マッサージによって、 ゴルフ障害の度合いや年齢にもよりますが、1〜3回程度の施術である程度の体に変化を感じたり、8回以上(2か月以上)の施術で大きな変化を実感される方が多いようです。
以上、簡単に紹介しましたが、ご理解頂けたでしょうか?
それでは、ここまでの記事の内容をまとめます。
まとめ
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