【糖尿病に効くツボは背中にあり!】
〜糖尿病を1型・2型に分けて詳細解説!〜
みなさんこんにちは。
今回は糖尿病と鍼灸について解説してまいります。
この記事では、糖尿病とはどういった病気かについて、まず解説を行っています。
そして、糖尿病の予防法・治療法、そして糖尿病に対して鍼灸がどのような対処ができるかを順に解説しています。
この記事は、糖尿病におかかりの方はもちろん、鍼灸と糖尿病にどういった関係性があるのか気になっている方にもおすすめの内容を含んでいます。
この記事を読めば、糖尿病や鍼灸に対する知識がより深まるはずです。
では早速、糖尿病とはどういった病気なのかについて解説します。
人間のすい臓では、血糖値を下げるインスリンというホルモンがつくられています。
このインスリンの分泌が少なくなってしまうことで、血糖値が下がらなくなり、糖尿病になります。
日本人はモンゴロイド、欧米人はコーカソイドという人種です。
モンゴロイドは古くから米を主食とし、コーカソイドは肉やバターなどを主食としていました。
肉やバターなどは、動物からとれる食材ですよね。
動物からとれる食べ物を多く摂取していた結果、コーカソイドのすい臓はモンゴロイドより多くて2倍、少なくとも1.5倍の重さがあります。
つまり、モンゴロイドである日本人のすい臓は比較的小さく、インスリンの分泌も比較的少ないのです。
以上より、日本人は他の人種に比べインスリンの分泌機能が低く、加齢とともにインスリンが人生の早い時期に減少しやすい傾向にあります。
糖尿病は、1型糖尿病と2型糖尿病に分かれており、症状や病気の進行度が異なります。
1型糖尿病の方はインスリンをほとんど、または全く作ることができません。
インスリンを作ることがほとんどできないので、インスリンを定期的に注射する必要があります。
糖尿病の患者数のうち、1型糖尿病の方は10%未満です。
また、年齢に関係なく発症します。
1型糖尿病になる原因は、現代医学でもよくわかっていません。
2型糖尿病の方はインスリンの分泌量が足りない、もしくは作られたインスリンが正常に機能していません。
若い方でも発症することがありますが、大抵の場合は40歳を過ぎると発症の確率が上がります。
2型糖尿病は、運動不足が深刻な方や太りすぎの方、家族に糖尿病の患者がいらっしゃる方に多くみられます。
AやBではなく、例外的に起こる妊娠糖尿病とは、妊娠中に初めてわかった、まだ糖尿病には至っていない血糖の上昇をいいます。
妊娠中は絶えず赤ちゃんに栄養を与えているため、お腹が空いているときの血糖値は、妊娠していないときと比べて低くなります。
一方で、胎盤からでるホルモンの影響でインスリンが効きにくくなり、食後の血糖値は上がりやすくなります。
多くの場合、高い血糖値は出産のあとに戻りますが、妊娠糖尿病を経験した方は将来糖尿病になりやすいといわれています(糖尿病情報センターのHPによる)。
1型糖尿病の場合、症状は突然現れる場合がほとんどです。
のどが突然渇いたり頻尿ぎみになった場合、1型糖尿病の可能性が高いです。
2型糖尿病の場合、初期の段階では全く症状がない場合がほとんどです。
糖尿病の症状が現れたとしても、進行の度合いは非常に少しずつです。
1型糖尿病の諸症状に加え、皮膚が乾燥して痒くなったり切り傷が治りにくくなります。
糖尿病を予防するには、適切な量で栄養バランスの取れた食事が大切です。
朝食はしっかり食べるかわりに夕食は控えめにしたり、野菜をよく摂りつつ食べ物はゆっくりとよく噛んで食べる工夫も必要です。
野菜→おかず→ご飯の順に食べるのは血糖値が乱高下しづらいため、健康的な食べ方です。
さらに、食事の味付けを若干薄めにすることで、減塩ができ血糖値の上昇も抑えられます。
また、飲酒は適量にとどめることも大切です。
歩ける距離はなるべく歩くことや、エスカレーター・階段・エレベーターがあるならばできるだけ階段を選んで歩くことを意識しましょう。
糖尿病の予防には、走る・歩くなどの筋肉への負担が軽い有酸素運動と、ベンチプレス・ダンベル上げやスクワットなど、筋肉に抵抗(レジスタンス)をかける動作を繰り返し行う運動のことを指すレジスタンス運動の2つを組み合わせることが重要です。
どちらも週に3回程度、計20分以上行うのが望ましいといえます。
熱すぎずぬるめのお湯に浸かることや夜ふかしをせずぐっすり眠ること、心や体がつらいときは家族や友人などの第三者に相談することが必要です。
適正体重を目指して減量もしくは増量を心がけることが重要です。
適正体重を維持することは、糖尿病だけでなくさまざまな病気の予防にもつながります。
糖尿病の治療には、先ほどあげた食生活を改善すること(食事療法)や適度な運動をすること(運動療法)のほかに、インスリンを注射する薬物療法があげられます。
ここからは、薬物療法について1型糖尿病と2型糖尿病とに分けて解説します。
1型糖尿病の方は、先ほども述べたように体内でインスリンを作ることがほとんど、あるいは全くできません。
そのため、インスリンの注射は必須であり、多くの場合で注射を中断することは不可能です。
2型糖尿病の方は、少量とはいえ体内でインスリンを作ることができます。
そのため食事療法や運動療法を続けることができれば、インスリンの定期的注射を中断することが可能です。
ちなみに、注射のほかにも経口薬(飲み薬)を使い治療する方法もあります。
先ほどもご紹介したように、糖尿病に対しては適度な運動が効果的です。
鍼灸では、適度な運動がしやすいように、たまった疲労やストレスを解消します。
疲労やストレスを解消するのは、鍼灸の得意分野です。
丁寧な診察と鍼治療で、たまっていた疲労やストレスを解消し、運動への意欲を高めます。
気楽に運動できるよう体の調子を整えることは、糖尿病の回復へ間接的に関与します。
さらに、鍼灸によってすい臓の機能を高めることもできます。
すい臓の機能を高める代表的なツボとしては、膵兪があります。
膵兪は左右両側の肩甲骨を結んだところから少し下にあるツボです。
膵兪を刺激することで、すい臓のインスリン分泌を活性化することが期待できます。
また膵兪の他に、合わせて曲池、肝兪、 太衝と言ったツボに週2回、6~8週間ほど置鍼療法を行った所、血糖値およびインスリン分泌の改善、就中糖負荷時のインスリン分泌の改善がもたらされた。という検証結果もあります。
いかがでしょうか。
それでは、ここまでの内容をまとめます。
まとめ
ここまでを読んで鍼治療を受けてみたいという方は、当院にお任せください。
札幌・小樽・江別にある当鍼灸院では、在宅診療も積極的に行っております。
詳しくは下記よりお問い合わせください。
それでは読んでいただき、ありがとうございました。
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