【眼精疲労に効果的なツボ3選】
〜押す際の注意点・鍼灸の効果も解説!〜
みなさんこんにちは。
今回の記事では、眼精疲労と鍼灸について解説してまいります。
眼精疲労が起こる原因や対処・治療法、そして鍼灸が眼精疲労にどのように対処できるかをまとめております。
特に眼精疲労でお悩みの方や、鍼灸について興味を持っている方の参考になれば幸いです。
それではまず、眼精疲労の概要について解説します。
眼精疲労とは、ものを見続けることで起きる、目の痛み・かすみ・まぶしさ・充血や、頭痛・肩こり・吐き気などの症状が現れることをいいます。
これらは通常、睡眠や十分な休息をとっても改善されるものではなく、一度症状が緩和されたとしても、もう一度ものを見ると再発してしまうことがほとんどです。
眼精疲労は、様々な原因が絡みあって起こることがほとんどです。
大きく分けると5つの原因が考えられます。
たとえば遠近視や乱視、老眼などが適切に矯正されていないコンタクトレンズを使っていたりメガネをかけていると、目に負担がかかります。
また、涙の量が少なくなったり涙の流れが悪くなることで目が乾くと、ものがはっきりと見えなくなってしまいます。
このように、ものがはっきりと見えなくなってしまう状態をドライアイといいます。
ドライアイになってしまうと、目の筋肉に負担がかかり、眼精疲労が起きやすくなります。
この他にも、高齢者に多い緑内障・白内障になってしまうと、眼精疲労になる確率が上がります。
極度に目を疲れさせるような劣悪な環境も、眼精疲労の原因になります。
劣悪な環境とは、現代ならではの病気にVDT症候群(コンピューターやテレビ画面、携帯電話の液晶画面などのディスプレイを集中して長時間見続けることで発症する、 疲れ目や身体の不調)があげられます。
また照明がちらついたままものを見ていることなどでの光の過度な刺激を与えること、直接エアコンや乾燥機の風を目に当て続けるような環境です。
劣悪な環境が続くと、目が疲れやすくなり眼精疲労になりやすくなります。
夜勤や国内・海外への出張などで生活リズムが極端に変わってしまうと、目が疲れやすくなり眼精疲労になる確率が上がります。
大きな精神的ストレスにより、自律神経が乱れる場合があります。
自律神経の乱れは、眼精疲労などの体の異変を引き起こすきっかけになります。
以上の他にも高血圧・低血圧や糖尿病、自律神経失調症や月経の異常などによっても眼精疲労が起こることがあります。
まず、チーズや牛乳などの乳製品に多く含まれるビタミンAは、目の角膜を正常に保つはたらきがあり、目を乾燥から守ってくれます。
豚肉をはじめとした肉類に多く含まれるビタミンBには、細胞の新陳代謝を促進する機能があります。
目の疲れや充血を防ぐためには欠かせないビタミンです。
レモンや梅干など、酸っぱい食べ物に多く含まれるビタミンCは、目の老化速度を抑えるはたらきがあります。
また、先述した白内障の予防にも非常に効果的です。
さらに、かぼちゃやアーモンドなどのナッツ類に多く含まれるビタミンEには、老眼の進行を抑えるはたらきがあります。
このように、各種ビタミンは目の疲れには非常に効果的といえます。
例えば、蒸したタオルやアイマスクを使い目を温めることも眼精疲労への対処のひとつの選択肢です。
目を温めることで目の周りの筋肉がほぐれ、眼精疲労だけなく肩こりや頭痛などにも有効的です。
症状が重かったり長引く場合は、医療機関を受診するのも一手です。
緑内障や白内障などの重大な目の病気をすでに発症している可能性があるからです。
また、遠近視や乱視、老眼が進んだ場合は眼科で適切な検査を受け、コンタクトレンズやメガネを作り直し、視力を矯正することをおすすめします。
視力を矯正することで、眼精疲労になる危険性も減るからです。
それでは、顔の周りにあり、眼精疲労に効くツボをいくつかご紹介します。
まずは、目じりの横にあるくぼんだ部分にあるツボ、太陽です。
太陽という名前には、押すだけで目の病気とは無縁になるという意味が込められているほど、目の病気には絶大な効果を発揮します。
次に、眉の真ん中にあるツボ、魚腰です。
目を閉じて、じんわりと目の奥に響くくらいに押すのが良いです。
最後にご紹介するのは、鼻骨の一番上の両側にある、ややくぼんだ部分、晴明です。
晴明の押し方は、まずゆっくりと円を描くように押し、ぎゅっと目を閉じます。
ゆっくりと目を開け、再度晴明を押すことを1分間繰り返します。
これだけでも目の疲れが取れ、眼精疲労になりにくくなります。
また、すでに眼精疲労になってしまっているときにも有効です。
なにかの作業の合間や目が疲れたときに、ツボ押しや鍼灸などで目の周りの筋肉をほぐすことは、眼精疲労になったときにも非常に有効です。
顔の周りにはたくさんのツボがあり、それぞれを刺激することで目の疲れが取れます。
ただし、自分でやる時は顔が傷つかないように注意して押します。
また、ツボを押すときは5~6回ゆっくりと押す程度にとどめてください。
ここまでは自分でツボを押す注意点についてご紹介しました。
ただ、セルフケアではなく鍼灸によって鍼治療をすることで、眼精疲労への効果はさらに良いものとなるでしょう。
鍼灸によって目の筋肉をほぐし、血行も良くなるという相乗効果も得られます。
全日本鍼灸学会雑誌の研究結果においても週1回、 計4回、 個々の頸や肩の症状に応じて、 円皮鍼を用いて行った結果、眼疲労と頸こり・肩こりの改善率に良い数字が出たと書かれています。
ぜひ鍼灸で眼精疲労への効果の違いを体験してみることをおすすめします。
いかがでしょうか。
それでは、ここまでの内容をまとめます。
まとめ
ここまでを読んで鍼治療を受けてみたいという方は、当院にお任せください。
札幌・小樽・江別にある当鍼灸院では、在宅診療も積極的に行っております。
詳しくは下記よりお問い合わせください。
それでは読んでいただき、ありがとうございました。
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