【もやもや病に効く4つのツボ】
〜脳の血管のつまりは鍼治療でさらっと解決〜
みなさん、こんにちは。
今日は「もやもや病」と呼ばれている病気と鍼灸との関係を説明していければと思います。
あまり耳なじみのない病気ですが、この記事を読めばご理解頂けるはずです。
「脳を栄養する脳動脈が進行性に狭窄、閉塞していく病気です。 脳動脈が細くなるため、脳血流不足によるしびれや脱力、言葉がわからないといった虚血発作を生じます。重篤な場合には脳梗塞を発症することもある」病気の総称を指します。
なぜ「もやもや」と名付けたかと言うと、副血行路として発達した多数の血管が、煙草の煙のように「もやもや」として見えるため」です。
また現在「もやもや病」という名前は1950年頃に日本で見つかった病気のため、世界中で通用する正式名称であり、 英語でも「モヤモヤ・ディジーズ」と言われています。
一般に、脳の血管の「詰まり」といえば、多くは年を取るにつれて起こる動脈硬化によるものです。
ところが、もやもや病は動脈硬化や他の病気がないのに、また子どもや若い世代であるのに、脳にとって大切な血管が徐々に詰まってしまう病気なのです。
内頚動脈が狭くなっていくと、その先に何とか脳に血液を届けようとして網の目のような異常な側「副血行路」が発達します。
しかし、これらの血管の発達にも限界があり、どうしても大脳が血液不足状態になります。これにより、一時的に「一過性脳虚血発作」や、「脳梗塞」が起こります。
小児の場合、ほとんどはこのタイプです。
また、網の目のような側副血行路に長年負担がかかりつづけると、この血管が破れて脳出血を起こすことがあります。
成人のもやもや病の半数は、脳出血で発症します。
特に血液不足で発症するもやもや病を「虚血型もやもや病」、脳出血を起こすものを「出血型もやもや病」と呼んでいます。
国内では現在、約16,000人がもやもや病と診断されています。
発症年齢は、5歳前後の小児期と、30〜40歳頃の青年期、二つの山があります。
またこの病気は女性に多いことが分かっており、国内での男女比は1対1.8です。
一方、欧米人には非常に少なく、同じ人口当たりの患者数は、アメリカでは日本の約35分の1、ヨーロッパでは約10分の1と言われています。
もやもや病は東アジア、特に黄色人種に多い病気なのです。
長い間、もやもや病は原因不明と言われてきました。
ですが他に病気がないのに、内頚動脈が詰まっていくのがもやもや病です。
また家族内、親戚内で何人かの患者さんが発症することがよくあり、これまでの調査では12%の患者さんで、家系内に患者さんが見つかっています。
先ほども触れましたが、その上、人種によって大きな違いがあります。
これらのことから、もやもや病の発生には何らかの「遺伝的な素因(素質)」が関係している疑いがあり、長い間、研究が行われてきました。
そして最近、日本の二つの別々の研究グループから「もやもや病になりやすい遺伝子を突き止めた」という成果が発表されました。
しかも両グループ がたどり着いた遺伝子は「RNF213」と呼ばれるもので、ほぼ一致していたのです。
ただ、まだ「そもそもRNF213とは何の働きをしている遺伝子なのか?」と言うことが、よく分かっていないのですが、研究によりこの遺伝子の変異が「発症の鍵を握っている」と考えられています。
別名を脳血管造影検査といいます。
脳血管の詰まりや、側副血行路として発達した異常血管の状態を詳しく調べます。
脳血管の詰まり具合によって、脳血流がどれくらい減っているかを調べる検査です。
虚血型はもちろんのこと、たとえ出血型でも脳血流不足のことが多くあり、とても大切な検査です。
・まずは薬による治療
・脳血流を増やすバイパス手術
血行路をつくる「バイパス手術」が 1970年代から始まり、これまでいろいろな改良が加えられてきました。
虚血型もやもや病の患者さんが脳梗塞を起こすのを防ぐ効果が認められています。
・出血にもバイパス手術が有効?
長い間、日本国内で研究が行われ、2014年に世界に向けて発表されたのは「バイパス手術後の再出血発作が約3分の1近くまで減らせること」というものでした。
この結果は「出血型もやもや病」の新たな治療法として注目されています。
手術後、症状が安定している場合は日常生活を送る上で大きな制限はありません。
なのでここでは、鍼灸における効果的なツボを紹介したいと思います。
①合谷
手の甲側の親指の骨と人差し指の骨が合流したところにあり、万能のツボとも呼ばれています
②風府
後頭部下部にある骨の出っ張り(外後頭隆起)のすぐ下のくぼみにあるツボで、頭をすっきりさせます
③大椎
首を下に倒した時(首の前屈)下の方に触れる大きい首の骨(第7頚椎 )の真下にあり、首や肩こりによいツボです
④神門
手首の内側、小指の下にあり、心や睡眠に効くツボとして知られています
などが有効なツボだと言われています。
自分でやる時の目安は、「3秒ぎゅっと押した後に3秒離すのを3回」になります。
結論から言うと、もやもや病の慢性期の治療・脳出血・虚血発作・脳血栓の再発を防止、後遺症回復の目的に使われるのが一般的です。
当鍼灸院では創業43年の実績があり、症状改善の施術には長けております。
小児、30〜40代の青年期に起こりやすい病気ではありますが、当院では特に高齢者への施術に力を入れており、また在宅診療も可能です。
「痛みやしびれのない生活を一緒に作っていきましょう」
いかがだったでしょうか?
それではここで「もやもや病」についてまとめます。
まとめ
ここまで読んでみて鍼灸に興味を持たれた方は、ぜひ一度当鍼灸院にお任せください。
札幌・小樽・江別にある当院では、在宅診療も行っております。
詳しくは下記をご覧ください。
それでは、ここまでご拝読頂き、ありがとうございました。
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