【変形性腰椎症の痛みは鍼灸で軽減できる!】
〜治療に鍼灸が最適な理由を徹底解説!〜

【変形性腰椎症の痛みは鍼灸で軽減できる!】
〜治療に鍼灸が最適な理由を徹底解説!〜

2024年11月21日(木) 更新
目次

みなさんこんにちは。

今回の記事では、腰痛と鍼灸の関係についてまとめています。


突然ですが、急に動くと腰が痛くなり、その後動くとしだいに腰痛が治まるようなご経験はありますか?

その腰痛は、変形性腰椎症へんけいせいようついしょうという病気によるものかもしれません。


今回の記事では、腰痛の原因や変形性腰椎症についての解説、腰痛に対して鍼灸がどういった対処ができるのかについてまとめています。


腰痛でお困りの方は、特にこの記事を読むと以下の情報について知ることができるため、大変有益かと思います。

・腰痛が起こる原因を知りたい方

・変形性腰椎症とは

・腰痛・変形性腰椎症の治療法と問題点

・腰痛・変形性腰椎症への鍼灸の対処法

それではまず、腰痛が起こる原因について解説します。

1.腰痛が起こる原因

まずは腰痛が起こる原因について少し解説します。
実は腰痛が起こる原因の約85%は、あらゆる検査をしても特定不能といわれています。(腰痛治療ガイドライン 2012 より)

不規則な生活習慣や日常生活上のストレス、不眠や自律神経の異常などが影響していると考えられていますが、はっきりとした原因はよくわかっていません。

残る15%の腰痛の原因は、腰にある5本の骨である腰椎という部位の不調が原因です。

腰椎の不調が原因である腰痛の典型例としては、良くない姿勢で作業を続けたために起こる腰椎間板ヘルニアや、こちらの記事でご紹介した脊柱管狭窄症が原因で起こる腰痛、加齢により骨密度が少なくなってしまうために起こる骨粗しょう症などがあげられます。

これらの病気が疑われるときには、腰の痛みは特にひどくなりがちです。

強烈な腰の痛みを感じた際は、すぐに医療機関を受診するようにしてください。

また、女性ですと生理が原因で起こる腰痛もあります。

この場合は生理痛を伴うことが多いため、原因は比較的特定しやすい傾向にあります。

2.変形性腰椎症とは

①変形性腰椎症の特徴

そもそも変形性腰椎症の『腰椎』とは、腰にある5本の骨のことです。

腰椎には背骨どうしのクッションのような働きをしている椎間板という部位があります。

この椎間板が少しずつすり減ってしまったり曲がってしまうことで腰痛が出てしまうのが、変形性腰椎症です。

②変形性腰椎症の原因

一番の原因は加齢によるものですが、若年期に重いものを運ぶ機会が多かったこと、長いスポーツ歴、喫煙や飲酒も原因のひとつです。

3.変形性腰椎症の治療法

① 治療法について

腰痛や変形性腰椎症の治療法として最も手軽なのは、病院などで行われる薬物療法です。

腰痛を和らげるための痛み止めや筋肉のこわばりを和らげる筋弛緩薬きんしかんやくを飲んだり、局部麻酔を行ってからブロック注射を行ったりとさまざまな薬物療法があります。

また、理学療法とよばれる治療法もあります。
一般的には理学療法のことをリハビリテーションとよびます。

腰痛に効果的な理学療法には、有酸素運動やストレッチなどで腰をほぐす運動療法と、体を冷やす・温める、水圧の利用・マッサージなどがあります。


これらの治療法でも症状が治まらず腰の痛みがひどい場合には、手術によって腰椎を正常にする治療法もあります。

② 治療法への問題点

しかしながら、先ほど述べた治療法には、それぞれ弱点があることにも留意する必要があります。

まずは、薬物療法の弱点についてです。
薬物療法は便秘や嘔吐感などの副作用が起こる場合があります。

ブロック注射を行った場合は神経そのものが傷ついてしまったり、皮膚の内外出血や細菌による感染症を引き起こす可能性もあります。

そして、薬物療法でもっとも注意しなければならないことがあります。

それは、治療による腰痛への効果は一過性であり、永続的ではないことです。

そのため、仮に痛みが治まったとしても、時間が経つとまた痛みがぶり返してしまいます。

理学療法の問題点については、有酸素運動やストレッチなどを行った際に怪我をする可能性もあるということです。

特に腰痛持ちの方が腰付近に怪我を負ってしまった場合、腰痛改善には大きな障壁肉体的苦痛が生じてしまいます。

 

手術による治療は、自分の体にメスを入れることになるため、手術失敗のリスクや、術後のリハビリに時間を要することもあります。

4.変形性腰椎症と鍼灸

鍼灸は、アメリカ内科学会の腰痛治療のガイドラインでも推奨されているほど、腰痛に対して非常に効果的な治療法です。

実際に、鍼治療を行ったあとの脳内をMRIで解析したところ、痛みが改善した患者の脳内では痛みを抑える機能を持つ部位が反応しているという研究結果もありました。

また腰だけに鍼治療を施すだけではなく、全身に鍼治療を施すことで筋肉のこりがほぐれ、血流が良くなり腰だけではなく全身の痛みが取れる効果も期待できます。

全日本鍼灸学会雑誌によると、変形性腰椎症に対する鍼治療の効果と言う記事の中で、運動療法等と合わせて施術することで、現在の痛みがどの程度なのか指し示すペインスケールで、2~5または6~8の痛みの改善と答えた人数は75%と良好な治療成績が得られたとの報告も上がっており、鍼灸の良さをわかっていただけると思います。

そして鍼治療には薬物療法のような副作用や、手術のような失敗や長時間のリハビリのリスクはありません。

さらに鍼灸師は、腰痛や変形性腰椎症だけではなく、体全体の根本的な痛み・悩みについて豊富な知識を持っているため、安心して施術を任せられます。

5.まとめ・あとがき

いかがでしょうか。

それでは、ここまでの記事の内容をまとめます。

まとめ

ここまでを読んで、鍼治療を受けてみたいという方は、当院にお任せください。

札幌・小樽・江別にある当鍼灸院では、在宅診療も行っております。

詳しくは下記よりお問い合わせください。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

お問い合わせ

この記事をシェア

人気記事ランキング
About Me

弊社では、長きにわたり高齢者ケア専門の部署を設け高齢者に特化した治療活動をしてきました。

高齢者のお身体は一般成人の思った以上にデリケートで体調を崩しやすいです。

そのため症状改善の施術は一般成人の方とは異なり、高齢者向けの専門技術が必要だと考えています。
高齢化社会により、訪問鍼灸マッサージの利用は当たり前の時代になってきました。

深刻ではないものの改善できたら非常に助かる症状の方が利用されていることが大半です。

痛みやしびれのない生活を一緒に作っていきましょう。