【突然耳に異常が起こるメニエール病】
~自分で出来るツボ押しが効果的!~

1.はじめに

みなさん、こんにちは。
今日は「メニエール病と鍼灸」の関係性ついてお話ししたいと思います。
耳の病気なのですが、聞いたことはありますか?

2.メニエール病とは?

突然、ピーやキーンといった片側の耳鳴り耳が詰まる・あるいはこもる難聴とともにぐるぐるとする回転性のめまいが出現して立てなくなり、吐き気が起きる、このような症状が2〜3時間から半日以上続くことがあります。
そしてめまいがおさまっても再び同様の発作を数時間や数日、数週間後に繰り返し、発作ごとに難聴が進行していく病気です。

耳鳴りと鍼灸についてはこちらでも詳しく触れておりますので、ぜひ見てみてくださいね。

原因は耳の奥にある内耳に内リンパ水腫といって内リンパ液の量が増加し過ぎることで、内耳を圧迫し、発作を引き起こすと考えられており、また、発症には、ストレスや睡眠不足の蓄積が関係している場合が多いと報告されています。

性格的に几帳面なタイプが多く、考え込みやすく、肉体労働よりもデスクワークの方に多いとされています。

年齢的には40〜50代をピークに発症しますが、最近は10〜20代の発症も増えて特に女性に多いようです。

また両耳に発症することもあり、芸能人やスポーツ選手の罹患りかんによって広く知られるようになりました。

似たような病気に突発性難聴とっぱつせいなんちょうというものがありますが、これは明らかな原因もないのにある日突然、急に聞こえが悪くなる病気です。
多くの場合、片耳だけに起こります。
メニエール病と同じような発作が起きますが、1度しかかからないのが特徴です。

他にも急性低音障害型感音難聴かんおんなんちょうというものもあります。
こちらは比較的若い女性に多く、めまいも生じません。
また低音部に特化していることも特徴の1つです。

これら3つの疾患は、原因や症状が重なる部分があり、診断しながら治療方法を見極めていくのが大事です。

3.メニエール病の診断方法とは?

次のような検査を行い、問診と組み合わせてメニエール病かどうかを診断します。

①足踏み検査

その場で足踏みをして、平衡機能へいこうしんけいに異常がないかを確認します。
もし内耳に水ぶくれができていたら、平衡機能に異常が出ることがあるからです。

②眼振検査

めまいを起こすと、人の目はまっすぐ前を見ず、眼球がブレる運動をします。
これでめまいを観測します。

③聴力検査

難聴の症状が現れている時は、聴力の検査をします。

④問診

メニエール病と断定するには、繰り返し症状が起きていることが重要です。
そのため、「いつから」「どのくらいの頻度で」「どんな症状が」出ているかを細かく見る必要があります。

4.メニエール病になったら?​

ストレスや睡眠不足などが一因ともいわれているため、まずは規則正しい生活を送ることやバランスの良い食事、飲酒・喫煙をやめる、充分な睡眠の確保、ストレスを解消出来るように工夫するなどが大事です。

5.メニエール病と鍼灸の関係性とは?

薬を飲んで治すことも大事ですが、ここでは鍼灸の立場からのアプローチを考えてみました。
鍼灸治療によって頭の痛み、首肩こりの痛みやコリ、めまいの状態を継続的に改善できるようになります。
まずは耳の裏側にある翳風えいふう
ここを押すことによって、耳鳴りを緩和させ、耳の機能を回復させる効果が期待できます。

次に耳の穴の入り口にある窪みにある耳門じもん、耳門の少し下にある
聴宮ちょうきゅう、聴宮の少し下にある聴会ちょうえの3つのツボは、首や肩のコリを
和らげる効果があります。
頭のてっぺんにある百会ひゃくえは、頭痛のツボとしてよく知られています。
まためまいには風池ふうちがよく効きます。
吐き気には内管ないかん合谷ごうこくを押すことで症状を和らげます。
ツボ押しの特徴はA.背中の緊張をとる、B.呼吸は深くゆっくりと、C.いた気持ちいいくらいで、D.毎日続ける、のが大切です。

6 まとめ・あとがき

いかがでしょうか。

それでは、ここまでの記事の内容をまとめます。

まとめ

ここまでを読んで鍼治療を受けてみたいという方は、当院にお任せください。

札幌・小樽・江別にある当鍼灸院では、在宅診療も行っております。

詳しくは下記よりお問い合わせください。

それでは読んでいただき、ありがとうございました。

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弊社では、長きにわたり高齢者ケア専門の部署を設け高齢者に特化した治療活動をしてきました。

高齢者のお身体は一般成人の思った以上にデリケートで体調を崩しやすいです。

そのため症状改善の施術は一般成人の方とは異なり、高齢者向けの専門技術が必要だと考えています。
高齢化社会により、訪問鍼灸マッサージの利用は当たり前の時代になってきました。

深刻ではないものの改善できたら非常に助かる症状の方が利用されていることが大半です。

痛みやしびれのない生活を一緒に作っていきましょう。