【鍼灸でスポーツがより楽しめる6つの理由】
〜スポーツと鍼灸の深い関係〜

【鍼灸でスポーツがより楽しめる6つの理由】
〜スポーツと鍼灸の深い関係〜

2024年10月17日(木) 更新
目次

1 はじめに

みなさんこんにちは。

今回の記事では、鍼灸でスポーツがより楽しめる理由について解説します。

スポーツと鍼灸は、一見すると異なる分野に思えます。
しかし、実は両者が深い関係にあることを、これから解説してまいります。

この記事では、スポーツを好んで行う方や鍼灸について興味をお持ちの方には特に有益な情報が満載です。ぜひ最後までご一読ください。

それでは早速、鍼灸が各種スポーツに効果的な理由を順番にご紹介してまいります。

2 鍼灸の効果

① 痛みや炎症の緩和

鍼灸には、スポーツによる筋肉痛や関節痛、腱鞘炎けんしょうえんなどの痛みを和らげる効果があります。 たとえば下の画像の『足三里』というツボを刺激すると、疲労回復や消化器系の働きを良くする効果が期待できます。 なお足三里については、こちらのインフルエンザを取り扱った記事ですでにご紹介しています。 以上のように、スポーツによって生じた筋肉痛や関節痛には、鍼灸が非常に効果的といえます。

② 血行の促進

鍼治療による刺激、いわゆる【ひびき】は血行を促進し、筋肉の疲労回復を早める効果が期待できます。
【ひびき】については、こちらの自律神経に関する過去記事をご覧ください。
再度解説しますと、【ひびき】とは、鍼治療を行ったときに感じる、ズーンと沈み込むような心地よい感触のことです。

【ひびき】は、栄養素や酸素の供給が活発化させ、血管や皮膚などの組織の再生を助けます。
この効果により、スポーツによって疲労した筋肉の回復が見込めます。

③ 筋肉の緊張緩和

意外と思われる方もいらっしゃると思いますが、スポーツによって筋肉は硬直することがあります。 たとえば、炎天下の夏にテニスをしていたとします。 炎天下の夏ですので、通常よりも汗をかきながらテニスを行っている状況は、容易に想像できます。 人間は汗をかくと水分が失われ、血液がサラサラになりづらくなる傾向にあります。 こまめな水分補給をしても炎天下、しかも夏という悪条件のため、筋肉への酸素供給がうまくいかず、筋肉に酸素が上手く行き渡りづらくなり、筋肉の硬直が起こりやすくなってしまいます。 以上のような状況ですと、スポーツを行うことで筋肉が硬直する可能性は十分に考えられます。 鍼灸は、スポーツを行ったことで硬直した筋肉の緊張をほぐし、柔軟性を高めることができます。 さらに、筋肉がほぐれることはケガの予防にも直結します。 このため、鍼灸はスポーツによるケガを間接的に予防することができるのです。

④ パフォーマンスの向上

鍼灸には、筋力増強や集中力の向上など、総じてスポーツ自体のパフォーマンスを上昇させる効果があります。

もちろん、鍼治療を受ける方の体質などの個人差や施術の頻度などの影響を受ける可能性はあります。

ただし、鍼灸は筋肉の疲労回復が早まることで長時間の運動が可能になるなどのメリットが十分に得られる可能性を秘めています。

⑤ ドーピングの心配がない

ドーピング、いわゆる投薬による筋肉の増強などの行為が昨今のスポーツでは大きな話題になっています。

鍼灸は投薬などの化学療法ではなく、自然療法です。
このため、ドーピングの心配が全くありません。

そのため、オリンピックなどの大会競技の直前まで施術を受けることが出来る点も、大きなメリットといえます。

⑥ ケガの予防や緩和

鍼灸は筋肉をほぐしやわらかくすることで、不慮のケガの予防や緩和につなげることができます。 そもそも、筋肉が固まっている状態だとなぜケガをしやすくなるのか、気になったことはありませんか? 筋肉が固いとケガをしやすくなる理由は、主に2つ考えられます。 まずは、筋肉が固いことで柔軟性が低下し、関節の動く幅が狭くなってしまうことで、意図せず筋肉を曲げたり伸ばしたりしたときに筋肉がその動きに対応できず、結果的にケガとなることが1つ目の理由です。 2つ目の理由は、筋肉が外部からの衝撃を吸収する能力があるのに、この能力が落ちることで体や関節に無理な負担がかかってしまうことでケガを引き起こすためです。 話を戻すと、鍼灸には筋肉をやわらかくする効果があります。 鍼治療によって、刺した部位の周辺の血行が促進されることはこちらの脳梗塞の過去記事でお伝えしたとおりです。 血行が促進されることによって、筋肉の酸素供給量は増え、体内の老廃物は排出されやすくなります。 体内の老廃物が排出されると、血管の動きが活発化するため、結果として筋肉がほぐれます。 つまり、鍼灸は体に無理な負担を感じることなく、ケガの危険性を減らすことができるのです。

3 スポーツと鍼灸

当院では、ご高齢者向けの鍼治療のほかにも、スポーツ鍼灸を行っております。
スポーツ鍼灸とは、スポーツ選手やスポーツを日頃から行っている方向けの鍼治療のことです。

スポーツによって疲労が重なったさまざまな部位の疲労回復を目指し、スポーツによるケガや肉体的・精神的体調の管理を行うことが目的です。

たとえば、野球においてピッチャーがボールを投げすぎたことで起こる腕の疲労骨折や、こちらの過去記事で述べたようなゴルフ障害も、鍼灸によって改善が期待できます。

来院された患者さまがスポーツをより楽しめるように、私たちもより親切丁寧できめ細やかな施術を行ってまいります。

4 まとめ

いかがでしょうか。
それでは、ここまでの記事の内容をまとめます。

まとめ

ここまで読んでみて鍼灸に興味を持たれた方は、ぜひ一度お越しください。

札幌・小樽・江別にある当鍼灸院では、在宅診療を行っております。
詳しくは下記をご覧ください。

それでは読んで頂き、ありがとうございました。

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About Me

弊社では、長きにわたり高齢者ケア専門の部署を設け高齢者に特化した治療活動をしてきました。

高齢者のお身体は一般成人の思った以上にデリケートで体調を崩しやすいです。

そのため症状改善の施術は一般成人の方とは異なり、高齢者向けの専門技術が必要だと考えています。
高齢化社会により、訪問鍼灸マッサージの利用は当たり前の時代になってきました。

深刻ではないものの改善できたら非常に助かる症状の方が利用されていることが大半です。

痛みやしびれのない生活を一緒に作っていきましょう。